ランドセルの収納力は必要?

小学校へ入学してから授業が始まり、小学校1年生の小さな体でたくさんの教科書やノート以外にも学習用品を毎日持っていくのを見ていると、こんなにたくさんの荷物を持って大丈夫かな?と心配になってしまいます。

 

最近のランドセルは、大容量のA4フラットファイルが収納できるサイズのランドセルが主流になっており、それに背負う重さを感じにくく子どもに負担がかかりにくい工夫がされている、子どもが使いやすいランドセルの人気が高まっています。

 

A4フラットファイルは地域によって使う学校と使わないという学校がありますが、授業などで主にプリントをはさんでまとめるときに使用し、低学年よりも高学年になってから使うという小学校が多いように思います。

 


ランドセルで持ち帰るには教科書やノートよりも大きいため、A4フラットファイル対応のランドセルでないと、折り曲げて押し込んだり、かぶせ(ふた)の部分に横にしてはさんだり、手提げかばんに入れて持って帰るということになります。

 

2011年の春に学習指導要領が改定されたことで、脱ゆとり教育が始まり学習内容が増加したことで教科書のページ数が増え、2020年度にも学習指導要領が改定される予定があり、小学校でも英語が正式教科に加わるなど、現在よりも教科書の冊数はさらに増えていくのではないでしょうか。

 

そのため、収納力が高いランドセルを選ぶことは、これからの小学校の学習用品を毎日持っていくことを考えるときにとても重要になってきます。

 

収納力がある大容量のランドセルはどこをポイントに選べばいい?

最近では、ほとんどのランドセルメーカーがA4フラットファイルに対応したサイズのランドセルを販売しています。

 

A4フラットファイルを収納するということを考えれば、どのブランドのA4フラットファイル対応のランドセルにもA4フラットファイルは収納できます。

 

しかし、それ以外の荷物を入れるという点を考えてみると、その収納力は各メーカーによってさまざまな工夫がされていることで違ってきます。

 

大マチ(教科書などを入れるメインポケット)
奥行きが平均よりも2.5cmゆとりがあるもの、高さも業界平均よりもゆとりがあるものなど、ブランドによって奥行きと高さが違っているので、選ぶときには大マチの大きさを比べてみましょう。

 

小マチ(前段についているサブポケット)
教科書やノート以外の荷物を整理して持って行くことを考える場合、小マチの収納力も選ぶときのポイントとなります。

近年では小マチに収納性を持たせている製品がふえてきており、イオンの「かるすぽ みらいポケット」では、通常時は3cmの奥行きの小マチが、容量を拡大したときには最大8cmに伸びることで、荷物をたくさん収納することができます。

 

※出典:イオンの公式ページより「かるすぽ みらいポケット」

 

収納力があり大容量のランドセルであれば、手で持って歩かなければいけない荷物がランドセルに入るため、登下校中に両手をあけることができます。

 

小学校1年生が持っていく荷物の例をあげてみると、

  • 教科書・ノート
  • 筆箱
  • A4フラットファイル
  • A4クリアファイル
  • 連絡帳・連絡袋
  • 体操服
  • 給食袋
  • 上靴
  • 歯ブラシ
  • 水筒
  • 傘・レインコート(雨の日) など

これだけではなく、小学校の6年間で考えると高学年になれば他にも副教材として必要なものがあれば荷物はもっと増えてしまいます。

 

必要な荷物がランドセルにたくさん収納できることで、子どもたちの負担を減らすことができるのではないでしょうか。

 

収納力がある大容量で背負いやすいおすすめのランドセルを紹介

 

 

教科書やノートなどの教材を入れるメインスペースの大マチは、A4フラットファイルがすっぽりと入ります。高学年になると副教材などさらに教材が増えても安心の収納力です。
教材が少ないときには、余った隙間に上靴や給食エプロンなども入れることができるので、手で荷物を持つことがなく両手があきます。

 

セイバンのランドセルは総合的に機能性が高く、肩ベルトの付け根の部分の樹脂素材「天使のはね」背カン、「3Dベルト」などの工夫によって体感重量が軽くなり、背負うときに子どもに負担がかからないような工夫がされています。

 

 

サイズ(内寸)

A4フラットファイル収納サイズ

横幅 23.5cm×高さ 31cm×マチ幅 12cm

 

 

荷物が全部ランドセルに入れられたら楽かも…という開発者さんの子どものころのエピソードから作られた収納力を重点に開発された、ふわりぃの「のび〜るポケットは」、小マチの部分が使わないときにはペタンコなのに、荷物が多いときには全部広げて最大で約5cmも伸びます。

 

ふわりぃのランドセルは、成長とともに変わっていく体型・身長などにも対応できるように作られており、障がい児用のUランドセルも高い評価を得ているなど、何よりもお子さんを最優先に考えた「子ども第一主義」の背負いやすいランドセルが作られています。

 

 

サイズ(内寸)

A4フラットファイル収納サイズ

大マチ:横幅 23.3cm×高さ 30.5cm×マチ幅 13cm

小マチ:最大約5cm

 

 

小マチが3cm〜8cmまで自在に伸び縮みする「みらいポケット」は、新学習指導要領が2020年に始まることによって荷物がさらに増えることが考慮されている大容量ランドセルです。高学年になって副教材などの荷物が増えてもたっぷり収納ができて、手ぶらで安全に通学することができます。

 

テレビなどのCMなどでも見ることが多いイオンのランドセルは、ランドセルメーカーではありませんが、イオンオリジナルランドセル「かるすぽランドセル」は、品質が高く人気があります。
セイバンやフィットちゃんなどとコラボした限定モデルや、イオンのオンラインショップでした購入できないランドセルも人気です。

 

 

サイズ(内寸)

A4フラットファイル収納サイズ

大マチ:横幅 23.5cm×高さ 31.5cm×マチ幅 12.5cm

小マチ:最大約8cm

 

 

A4フラットファイルがすっぽり入るサイズの「楽スキッ」は、今までのフィットちゃんのモデルよりも20%収納力がアップしたことで、学年が上がるごとに増えていく副教材なども安心して収納することができ、教材が少ない日には他の荷物も入れることができる容量なので、両手があいて手ぶらで通学することができます。

 

フィットちゃんランドセルはセイバンの天使のはねと同じように人気があり、評価が高いランドセルメーカーで、背負いやすく、体が成長しても使い心地がいい工夫がされています。
大手メーカーならではの機能性と、カラーやデザインが豊富がなので、「かわいい」「かっこいい」ランドセルがたくさんラインナップされています。

 

 

サイズ(内寸)

A4フラットファイル収納サイズ

大マチ:横幅 23.3cm×高さ 31cm×マチ幅 12cm

 

 

小学校1年生でも以外に荷物は多くあるため、ただ容量が大きいだけではなく子どもたちが使いやすいということを考えて作られた池田屋のランドセルは、小マチが最大4.5cmまで広がるので、サブバックで持っていくはずの体操服や水筒まですっぽりと収納することができる大容量で、両手が自由になって通学も安心できます。

 

1950年に創業されてから現在まで、池田屋の「厳選したよいものを」「お客様の立場に立ったものづくり」という2つのこだわりを持ってランドセルが作られており、日々の努力、改良が重ねられている「子ども思い」のランドセルが作られています。

 

 

サイズ(内寸)

A4フラットファイル収納サイズ

大マチ:横幅 23cm×高さ 31cm×マチ幅 12cm

小マチ:最大約4.5cm

 

大容量なのも大事ですが背負いやすくて丈夫なのがおすすめ

最近では、大容量のA4フラットファイルサイズに対応しているランドセルが主流になってきているのですが、子どもが6年間使用することを考えて気をつけてあげてほしいのが、やはり体が成長したときにどれだけ背負いやすいかということです。

 

小学校入学前に選ぶランドセルは体型もまだまだ小さくその時には背負いやすくても、小学校6年生になって体が成長したときに背負いにくくなっていては子どもの体に負担がかかってしまいます。

 

もちろん、2020年に始まる新学習指導要領によって荷物はさらに増える可能性があるため、安全面のことを考えると大容量のランドセルはおすすめなのですが、成長して体が大きくなっても子どもの体に負担がかからないような工夫がされているランドセルを選んであげることが大切です。

 

それぞれの家庭での予算やお子さんの好みなど、一緒に考えながら6年間使用できるランドセルを選びましょう!